土系舗装でよみがえる、
日本の原風景

土舗装の温もり、風格、素朴、懐かしさ。
日本の原風景は、土のある風景とともにあります。

道は、かつて人のための空間でした。
車輪が発明され、路面は強く平滑であることが最重要となり、
次第に消えゆく土舗装の風景に代わり、
路地にまで張り巡らされたアスファルト舗装。
道は、いつしか車のための空間に。

人が歩く風景を、在るべき姿へ。
天然素材の真砂土をベースとした真砂土塗布薄層舗装「常陸」は、
アスファルト舗装を土系舗装へと変貌させます。
いつもの歩行空間をやさしい風合いに変え、
小路を歩くことの喜びを思い起こさせることでしょう。

施工性、工期、メンテナンス、耐久性、コスト。
土系舗装につきまとうあらゆる問題から解放される、かつてない新舗装。
でも、きっとどこかに懐かしさを感じるはずです。

やがて「常陸」が、いつか誰かの原風景に。

常陸

常陸とは

材料と構成

歩行者空間向けの真砂土塗布薄層舗装
雑菌処理済み真砂土と水性樹脂系混和剤を練り混ぜた特殊土を材料とし、アスファルト舗装の表層へ均一に塗布するだけの路盤構成。密粒および開粒アスファルト舗装どちらにも使用可能で、開粒舗装でも透水機能を失わないシンプルな材料と施工方法を採用しています。 ※コンクリート舗装を下地とする場合でも施工可能です。

  • 常陸
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景観の向上

天然素材の真砂土をベースにすることで、土本来の温かく、やわらかな風合いを醸し出します。公園や河川敷の広場や遊歩道、伝統的な建築が立ち並ぶ小路や、ビルの合間にある箱庭の舗装など、人々が集う歩行空間に最適です。慣れ親しんだ土のテクスチャーは日常生活に溶け込み、自然溢れる景観に調和します。

優れた施工性
簡便な維持メンテナンス
低コスト

「常陸」は、従来の土舗装につきまとう様々な問題点を解決します。アスファルト舗装に2mm程度の厚みで吹き付けるのみ。下地舗装と一体化するのでひび割れが起きず、一般的な土舗装のように経年劣化でボロボロと崩れることはありません。舗装の傷みも目立ちにくく、補修が必要な際には容易に復旧が可能。馴染み深い材料と小規模な機材を使用することで、低コスト施工を実現しました。

環境への貢献

従来の土系舗装の弱点を補う施工性の良さ、維持メンテナンスの簡素化、低コストの実現に加え、路面温度上昇の抑制効果がありヒートアイランド現象対策への活用も。既設の舗装にもそのまま施工可能で、古いアスファルト舗装の剥がし替えで生じる産業廃棄物を削減できる工法を採用しています。持続可能な社会への貢献に繋がる、次世代に求められる環境配慮型の土系舗装です。

LINE UP真砂土Mサンド

殺菌処理を施した真砂土のみを使用しています。産地である「常陸国(ひたちのくに)」から命名した土系舗装「常陸」の基本素材。原料の真砂土は東日本の一部地域と西日本各地に広く分布しており、馴染み深い風景を表現出来るアイテムです。

施工手順

アスファルト舗装の表面に手を加えるだけなので、大掛かりな機械を使わず低コストに施工できます。養生期間が短いため、長期通行止めの必要もありません。

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材料評価試験結果

耐摩耗性 摩耗量 76mg
(規格値 500mg 以下)

歩行性 すべり抵抗値 64BPN 以上
(規格値 40BPN 以上)

透水性 透水係数1.09×10-1cm/s
(規格値 1×10-2cm/s 以上
開粒度アスファルト混合物)

耐水性 割れ、剥がれ、膨れ及び変色を認めない
JIS K 5600-6-1:2016
塗料一般試験方法
第6部:塗膜の化学的性質
第1節:耐液体性(一般的方法)
7方法1(浸せき法)に準ずる

促進耐候性 割れ、剥がれ、膨れ及び変色を認めない
JIS K 5600-7-7:2008
塗料一般試験方法
第7部:塗膜の長期耐久性
第7節:促進耐候性及び促進耐光性
(キセノンランプ法)に準ずる

溶出量 不検出もしくは基準値以下
土壌の汚染による環境基準
(平成3年環境庁告示第46号)
カドミウム、全シアン、有機リン、
鉛、六価クロム、ひ素他22項目

導入事例

LAERA

水戸城二の丸/茨城県水戸市納入:2023年1月

お問い合わせ

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